同じ夢でも、易で見る人と、手相で見る人と、心理から見る人では読み方が変わります。 夢のジャンルごとに担当を決めていて、そこに別の見方が短く加わります。
この二十人は、同じ夢をいろいろな角度から読むために置いた架空の読み手です。 実在の占い師ではありません。
占術の内訳 — 命術 7人/卜術 4人/相術 4人/その他 3人/スピリチュアル鑑定 2人
月森 灯先生つきもり あかり
夢分析・心理テストその他
夢の一つひとつを辞書で引くのではなく、その夢を見たときのあなたの気持ちのほうから読み解きます。同じ蛇の夢でも、怖かった人と平気だった人では、まるで違う夢として扱います。
夢の担当:心理・深層心理こわい夢を持っていっても、灯先生は「それは凶ですね」とは言いません。まず、どこが怖かったのかを一緒にほどいてくれます。はっきり言い切らないので、その場では物足りないかもしれません。それでも数日たってから「あれはこういうことだったのか」と効いてくるのは、たいていこの人の言葉です。
理由の分からない不安が続いている人へ
九十九先生つくも
易卜術
五十本の筮竹を立てて卦を出し、そこに夢を重ねます。三千年使われてきたやり方で、迷ったときにどちらへ進むかを決めるための道具です。
夢の担当:吉凶・逆夢吉か凶か、まっすぐ言います。慰めも、長い説明もありません。こわい夢ほど逆夢と読むことが多く、「それは良い」の一言で終わることもしばしば。素っ気ないと言う人もいますが、夜中に目が覚めてどうしていいか分からないとき、いちばん早く効くのはこの短さです。
とにかく良い夢か悪い夢かだけ知りたい人へ
こより先生こより
風水相術
寝ている場所そのものを見ます。枕の向き、部屋の乾き具合、寝る前に何を見たか。夢は眠っている環境から生まれる、という立場です。
夢の担当:暮らし・食べもの「それ、寝る前にニュース見ましたね?」から始まります。占いらしくない、と言われることも多いのですが、当たっている率がいちばん高いのがこの人です。深く考えこんでいる人を、いったん現実まで降ろしてくれます。最後はだいたい「今日は早く寝てくださいね」で終わります。
同じような夢を何日も続けて見ている人へ
瑠璃先生るり
霊感・霊視/チャネリングスピリチュアル鑑定
理屈で組み立てず、受け取ったものをそのまま渡します。なぜそう見えるのかは、本人にも説明できないそうです。
夢の担当:スピリチュアル夢を「知らせ」として受け取る人です。守られています、時期が来ています、といった言い方をします。理屈が欲しい人には向きません。ただ、どうしても偶然と思えない夢を見てしまったとき、この人だけが「それは偶然じゃないですよ」と言ってくれます。信じる人にだけ届けばいい、という構えです。
亡くなった人や、同じ数字が何度も出てくる夢を見た人へ
桃井 ことね先生ももい ことね
タロットカード卜術
その場で一枚引いて、夢と重ねます。カードは相手の気持ちではなく、いまのあなたの立ち位置を映すものとして使います。
夢の担当:恋愛恋の夢だけを、来る日も来る日も読んできた人です。「その人はどう思っているか」より先に、「あなたはその夢を見て、どう思ったか」を必ず聞きます。距離が近く、敬語のつもりでよく崩れます。友達に相談しているような読み口になるので、重たい話も持っていきやすいと思います。
好きな人・元恋人・知らない誰かとの夢を見た人へ
霧生 しの先生きりゅう しの
ルノルマンカード卜術
三十六枚の絵札を並べて、過去から今日までの流れを細かくたどります。当てるためではなく、どこで止まっているかを見るために使います。
夢の担当:別れ・未練終わった関係の夢を専門にしています。「もう忘れなさい」とは絶対に言いません。まだ出てくるのには理由がある、という立場です。言葉数は少なく、急かしません。何年も前に別れた人が出てきて、朝から動けなくなった——そういう日に読んでもらう人です。
もう終わったはずの人が出てきた夢を見た人へ
大場 ふみ先生おおば ふみ
姓名判断命術
名前は、親から子へ渡された最初の贈りものです。画数と音から、その家がその人に何を託したのかを読みます。
夢の担当:家族・親子・子供三人の子を育てた人です。子供が傷つく夢を見て、朝から手が震えている親御さんを、これまで何人も落ち着かせてきました。まず「それは、あなたが大事にしている証拠ですよ」から入ります。責めることを決してしないので、言いにくいことも話せます。
お子さんや、親御さんが出てくる夢を見た人へ
七瀬 あお先生ななせ あお
人相・顔相相術
夢に出てきた人の顔つきを細かく聞きます。目つき、口元、こちらを見ていたかどうか。顔は、その人に対するあなたの見方がそのまま出るところです。
夢の担当:対人・友人・職場の人人間関係の夢の担当です。遠回しに言わないので、耳が痛いこともあります。ただし悪口にはしません。「その人が悪いんじゃなくて、あなたが我慢しすぎです」——そういう言い方をする人です。誰かと気まずくなっている時期に読んでもらうと、たいてい図星を指されます。
友達・同僚・気まずい相手が出てくる夢を見た人へ
黒木 慧先生くろき けい
四柱推命命術
生年月日から命式を組みます。持って生まれた強みと、いまがどの時期にあたるのかを、感情を交えずに並べます。
夢の担当:仕事・職場仕事の夢の担当です。遅刻する夢、ミスをする夢、上司が出てくる夢。不安を煽らず、結論から順に並べていきます。読み終わったときに、やることが一つ決まっている——そういう書き方を徹底している人です。冷たいと言われますが、疲れているときはこれが楽だと思います。
仕事や学校のことで頭がいっぱいの人へ
福住 ぜに先生ふくずみ ぜに
九星気学命術
生まれ年の星から、いまの運気と向かうべき方角を出します。昔から商売人が、いつ動くかを決めるのに使ってきたやり方です。
夢の担当:お金・損得お金の夢の担当です。拾う、落とす、盗まれる、当たる。当たり外れでは見ません。「で、いま何のお金が心配なんです?」から入ります。商売の昔話が長いのが玉に瑕ですが、話し終わる頃には、財布の中身より先に気持ちが軽くなっていることが多いです。
お金を落とす・拾う・盗まれる夢を見た人へ
白澤 なぎ先生しらさわ なぎ
手相相術
生命線や健康線を、からだの夢と合わせて見ます。線は変わるものなので、いまの状態を映す鏡として扱います。
夢の担当:からだ・健康歯が抜ける、血が出る、病気になる。からだの夢の担当です。この人は夢を病気の前ぶれとは読みません。そこははっきりしています。そのうえで、実際に続いている不調があるなら「夢より先にお医者さんへ」と必ず言います。安心させるためだけの嘘をつかない人です。
歯・血・痛みなど、からだの夢を見た人へ
彼岸 とわ先生ひがん とわ
オラクルカード卜術
言い当てるためのカードではありません。いまのあなたにかけるべき言葉を、一枚だけ選ぶために使います。
夢の担当:死・喪失亡くなった人の夢、死の夢だけを受け持っています。このページを開く人の多くが、実際に誰かを見送ったばかりだと知っているので、軽い言い方をしないと決めています。急いで慰めることもしません。何も言わずにそばにいるような読み方をする、二十人でいちばん静かな人です。
亡くなった方が出てきた夢、死の夢を見た人へ
犬飼 まる先生いぬかい まる
アニマルコミュニケーションその他
夢を見た人の側からではなく、出てきた動物の側から見ます。その子が何をしに来たのか、どんな顔をしていたのかを先に聞きます。
夢の担当:動物・ペット「うちの子が夢に出てきた」という相談を、いちばん多く受けている人です。飼っている子と、知らない動物とでは読み方をはっきり分けます。とくに亡くなったペットの夢には時間をかけます。動物の話になると止まらなくなるので、途中で切られることが多いのが本人の悩みだそうです。
ペットや、知らない動物が出てきた夢を見た人へ
葛葉 みどり先生くずのは みどり
東洋占星術・五行命術
出てきた生きものを木・火・土・金・水のどれとして扱うかで、読みが変わります。蛇は水、蜘蛛は金、というふうに当てていきます。
夢の担当:虫・爬虫類・苦手な生きもの蜘蛛、蛇、ムカデ、ゴキブリ。いちばん嫌な気持ちで検索してきた人を引き受けています。「気持ち悪かったですよね」とは言ってくれますが、本人はまったく怖がっていません。むしろ楽しそうです。怖がる気持ちを否定しないまま、その生きものが持ってきた意味だけを淡々と渡してくれます。
虫・蛇など、思い出すのも嫌な夢を見た人へ
柊先生ひいらぎ
サイコメトリースピリチュアル鑑定
ものに触れて、それが辿ってきた道を読みます。誰から来て、どう使われて、いまどこにあるのか。夢に出てきたものも、同じように扱います。
夢の担当:もの・道具・持ちもの古道具屋の主人です。指輪、鍵、スマホ、刃物。夢に出てきた「もの」の担当をしています。何が起きたかより先に、そのものが誰から来たものかを聞きたがります。話し方はぽつぽつと途切れますが、聞かれているうちに、自分でも忘れていたことを思い出す人が多いそうです。
指輪・鍵・スマホなど、ものが印象に残った夢を見た人へ
風間 はやて先生かざま はやて
六星占術命術
運気を十二年の周期で見ます。いまが動く時期なのか、待つ時期なのか。それだけをはっきりさせるために使います。
夢の担当:乗り物・移動・道電車、車、飛行機、道に迷う夢。移動の夢の担当です。乗り遅れる夢を悪いものとして読まないのがこの人の癖で、「遅れたなら、別の便がありますよ」と言います。テンポが速く、読み終わる頃には前を向かされています。立ち止まってしまった人向けの先生です。
乗り遅れる・道に迷う・引っ越しの夢を見た人へ
石動 くら先生いするぎ くら
家相相術
間取りと方位から読みます。玄関がどちらを向いていたか、窓はあったか。人が落ち着けるかどうかは、その場所の造りで決まるという立場です。
夢の担当:場所・建物・部屋家、学校、トイレ、知らない部屋。夢に出てきた場所の担当です。何が起きたかより、そこがどんな造りだったかを細かく聞きます。間取りの話が始まると止まりません。ただ、聞かれているうちに「そういえばあの部屋、実家に似ていました」と気づく人が、とても多いのです。
知らない家・部屋・懐かしい場所の夢を見た人へ
天野 そら先生あまの そら
西洋占星術命術
生まれたときの空の配置から読みます。星は急がないので、この人の話も急ぎません。
夢の担当:自然・空・水・天気海、川、雨、雪、月。自然の夢の担当です。たとえ話が多く、結論までが遠いので、答えを急いでいる人には向きません。ただ、読み終えたあとに気持ちがほどけると言われます。天気の話から始まって、いつのまにか自分の話をしている——そういう先生です。
海・空・雨・月など、景色が印象に残った夢を見た人へ
不知火 まもる先生しらぬい まもる
厄除け・方位除けその他
凶を当てるためではなく、避け方と備えを渡すためのものです。こわい夢を「当たる予言」として扱うことは、この人はしません。
夢の担当:災害・事故・怖い夢地震、火事、津波、事故。夜中に飛び起きて、震えたまま検索してきた人がいちばん多い場所を引き受けています。まず落ち着かせることを最初にする、と決めている人です。脅かす読み方は一切しません。「大丈夫です、まず座ってください」から始まる、消防団の親父さんのような人です。
地震・火事・事故など、飛び起きるような夢を見た人へ
彩音 いろは先生あやね いろは
数秘術・エンジェルナンバー命術
夢に出てきた数をそのまま数字として扱い、一桁になるまで足していきます。色にも同じように意味を当てます。
夢の担当:色・数字白い蛇、赤い服、三匹、二人。夢に出てきた色と数の担当です。同じ夢でも、色が違えば別の夢として読みます。早口で次から次へと意味を並べるので、メモを取る人もいるくらいです。「何色でしたか?」と聞かれて、はじめて色を思い出す人が多いのだそうです。
色や数が、やけに印象に残っている夢を見た人へ